
awsの運用方法はセミナーで学べることを知っていますか。awsは運用の仕方が重要で、利用しているサービスの内容に合わせてやり方を決めなければコストパフォーマンスが上がりません。この記事ではawsの運用を効率化したい、コストを抑えたい、awsの運用スキルを身につけたいという人のためにセミナーの種類と選び方を紹介します。
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awsの運用をセミナーで学ぶメリット

awsの運用は独学で学ぶこともできますが、セミナーに参加するとどのようなメリットがあるのでしょうか。最も大きいのは短期間で体系化された内容をまとめて習得できることです。awsについての参考書やオンラインテキストなどを読み進めていくのには時間がかかります。
丸一日かけてもなかなか読みこなせず、わからないことが多いままになってしまうことも稀ではありません。しかし、セミナー自体は数時間から数日くらいで終わるものがほとんどで、一日完結の場合が大半を占めています。
awsの運用セミナーに参加すると講師がいるので、効率的に学ばせてくれるだけでなく、不明点があったときには質問することができるのもメリットです。
また、awsの運用について学ぼうとしたときに、何から身につければ良いかがわからない場合もあります。awsの運用セミナーは目的別に学習内容を設定してプログラムが組まれているのが一般的です。全体概要を理解できるセミナーもあり、awsの運用においてどのような役割を果たすかによって必要な知識やスキルを効率よく学ぶことができます。
ビジネスパーソンや経営者からエンジニアまで幅広く活用できるのがセミナーの魅力です。
awsの運用セミナーの種類
awsの運用セミナーには種類が3つあります。細分化していくと数はかなり多くなりますが、ここでは大きく分類してセミナーの種類と特徴を紹介します。
awsの公式セミナー
awsの運用方法について、awsが公式セミナーを開催しています。awsのエキスパートから直接指導を受けられるトレーニングサービスや教育プログラムを利用することが可能です。awsの公式トレーニングプログラムにはデジタルトレーニングとクラスルームトレーニングがあります。
オンラインで受講できるデジタルトレーニングは無料サービスです。クラスルームトレーニングはエキスパートから直接指導を受けることができる有料サービスになっています。awsの公式セミナーはオーダーメイドで設計してもらうことも可能です。
企業で大勢のエンジニアを抱えて大々的にawsの運用をしたいというときにはセミナーを依頼すると自社の運用の仕方に合う指導を受けられるでしょう。
また、awsの公式セミナーでは運用に特化したプログラムだけでなく、クラウドプラクティショナーやデベロッパー、ソリューションアーキテクトなどをターゲットにしたプログラムも用意しています。社内での役割ごとにセミナーを受講させてスキルアップを図るのにうってつけです。
公式の最新情報を手に入れられるので、活用の幅を最大限に広げることができます。aws認定を受けるための基礎トレーニングも受けられるので、資格を取得したいと考えている人にも適しているセミナーです。
IT企業が提供するセミナー
IT企業がawsの運用セミナーを開催していることもよくあります。awsの運用をしている代行会社やサーバー監視会社が、自社で培ってきたノウハウをレクチャーするのが典型的です。awsの運用の基本を紹介しつつ、運用の代行依頼や監視の依頼を受けようとしているのが一般的です。
営業・マーケティングを兼ねているので受講料金が安いセミナーが多くなっています。ただ、概要や考え方の説明を受けられるだけで、実践的なスキルを学べるセミナーはあまりありません。また、awsを取り扱っているシステムインテグレーターが開催しているセミナーもあります。
awsを導入したクライアントを主な対象として実施しているセミナーです。運用実務に必要なことを具体的に教えてもらえる魅力があります。awsの導入時点で自社に入れたシステムに合わせたセミナーを実施してもらうこともできます。
システムインテグレーターを利用したときには運用セミナーについて相談してみると良いでしょう。
人材教育会社が提供するセミナー
awsの運用セミナーは人材教育会社が開催していることがあります。awsを取り扱えるサーバーエンジニアの育成をしてきたノウハウを生かして短期プログラムを組んでいるのが一般的です。一日完結のセミナーもあるので気軽に参加できます。
営利目的で開催されているので、人材教育会社のセミナーは料金が高めです。しかし、参加者にメリットがあるように内容を細かく吟味しているため、運用スキルを身につけるのには適しています。自分のレベルに合わせてセミナーを選べば納得のスキルアップができるでしょう。
ただ、awsの運用に特化しているセミナーは多いわけではありません。サーバーエンジニアの教育セミナーの中で説明されるというくらいのこともあるので、内容を吟味して選ぶ必要があります。
awsの運用セミナーの選び方
awsの運用セミナーは目的と自分のスキルに合わせて選ぶのが大切です。
awsの公式セミナーは正しい運用をするためのスキルの習得をしたい人におすすめです。障害のない安定した運用を効率的に実現するスキルを身につける目的では最も信頼性があります。
ただ、awsの運用によってコストパフォーマンスを上げたいときには他のセミナーの方が良いでしょう。
awsの公式セミナーはコストを抑えるノウハウまでは詳しく教えてくれません。awsは運用効率を上げればコストも下がりやすいのは確かですが、細かなテクニックは学べないので注意しましょう。コストパフォーマンスを上げるという観点で学ぶには、IT企業や人材教育会社のセミナーがおすすめです。
特に人材教育会社のセミナーは受講費用を払うメリットがある内容を提供するために努力しています。awsの運用によってコストパフォーマンスを上げるノウハウも教えてもらえることが多いので参加する価値が高いでしょう。
awsの運用セミナーを最大限に活用しよう
awsの運用方法はセミナーを利用すると効率的に学べます。正しい運用方法を習得したいなら公式セミナーを選びましょう。目的や役割別にトレーニングを受けられます。コストパフォーマンスを上げたいときにはIT企業や人材教育会社のセミナーがおすすめです。
何のためにawsの運用を学ぶのかをよく考えてセミナーを選び、最大限に活用していきましょう。